回復を願っていても、家族のけがや病気の症状が悪化してくると、周囲は「死」を考えざるを得なくなってきます。医師から「お別れさせたい人がいるなら、今のうちに」と、危篤であることを告げられると、覚悟はしているつもりでもやはり気持ちが動いてしまいます。ですが、残された時間を本人のために大切に使おうと前向きに考えれば、少しは心が落ち着いてくることでしょう。
危篤段階での連絡先は、外出している家族、特に遠方に住んでいる家族ならば、駆けつけてくるまでの時間を考えましょう。連絡する目安は3親等ですが、その他にも本人にそれとなく「会いたい友達」を確認しておくのも得策かもしれません。
危篤の連絡は電話を利用し、深夜・早朝にかかわらず、とにかく早い段階で正確に必要なことを伝えましょう。伝えることは「危篤になっている人の名前、病院や自宅などその人がいる場所、連絡先と連絡者の名前」です。手元に連絡事項のメモを用意しておくと間違いが起こりません。 また、危篤の電話連絡は手分けして行うことも多いので、連絡ミスが起きないようにリストを作ることをおすすめします。また連絡先が不在の場合は、留守番電話やFAX、もしくは電報を打つのもよいかもしれません。
宗教者との細かい打ち合わせは臨終後に行いますが、臨終後あわてないように、宗派を問わず早めに連絡をすることをおすすめします。特に本人がキリスト教信者なら、神父や牧師が臨終に立ち会いカトリックは「臨終の祈り」、プロテスタントでは「枕頭(ちんとう)の祈り」を行うため、仏式や神式以上に早い連絡が必要です。また、仏式で菩提寺が遠方にある場合も早めに連絡を取りましょう。


