納棺師とは遺体を納棺に収めるという仕事ですが、ただ遺体を棺に入れるといったものではなくさまざまな作法やルールがあり、納棺師の技量一つで遺体とのお別れが厳粛で荘厳なものになるかが変わってきます。
納棺師は手際よく旅立ちのための足袋・脚絆・手甲をつけ、六銭文の入った頭陀袋・数珠などを持たせるほか、白装束の衣装を着せ、わらじを履かせて杖を持たせます。遺体を整えて、最後に布団をかけて棺に納めます。このときエンバーミングを行っていない人には、遺体が腐敗しないようドライアイスを一緒に入れます。納棺師は常に遺族の気持ちになって、穏やかに滞りなく故人を送り出すという気持ちで儀式を行っているのです。
なかには湯灌やメイクを施したいと希望する遺族もおり、これらはほとんどの場合、オプションとなるため別途の料金がかかります。カンヌ映画祭でも話題となった「おくりびと」の映画で主人公が納棺師だったことからテレビなどでも大きく取り上げられ、脚光を浴びるようになりました。


